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研究・教育のミッション
交通などのインフラは生活に欠かせません.これまでも人類はたくさんのインフラを造って造ってきましたが,もう十分に足りたでしょうかでしょうか? 質は十分に確保されているでしょうか? ちょっとした工夫により今あるインフラをより効率的に使うことが可能だと思います.陳腐化しないように必要があれば更新し続けることも必要です.少子高齢化,人口減少,地球温暖化の時代に入り,インフラに求められる機能も変わってきています.インフラ整備は終わったという認識がありますが,まだまだそんなことはありません.日本やアジアの地域や都市が世界で競争していけるように,20年30年後に向けて夢のあるインフラのあり方を考えることを基本的ミッションとして活動しています.
 
研究・活動分野
Intelligent Transport Systems(ITS)の地域展開
ITSは交通システムをより安全で効率的に運用する技術として期待されています.しかし,高度な技術開発を志向した結果,地域の問題解決に必ずしも貢献して来ませんでした.地域のニーズを満たす真のITSとはどんなものでしょうか? その戦略と必要な要素技術を提案します.
交通システム計画プロセスの研究と実践
地域で人々が納得する交通システムを導入するために必要な計画プロセスについて,実践を通じたノウハウを蓄積してます.
持続可能な地域/都市と交通システム
低炭素社会の実現に向けて,地域や交通システムがもたらす環境負荷を軽減することが求められています.人口の多いアジア地域の動向が世界の温暖化防止対策の鍵を握っています.どのような地域/都市構造を実現し,どのような交通システムでサポートすべきかを考えます.
観光の市場分析とそれに基づく地域振興
観光は地域経済の振興にとって重要になっています.しかし,経済情勢や旅行観の急激な変化に大きく影響を受けやすいといった課題があります.市場分析のためのデータの蓄積も十分ではなく,経験や勘に頼った施策が展開されがちです.観光の学問を科学化・体系化することを目指しています.
 
担当講義
学部交通学(夏学期水曜2限),数理分析手法T(夏学期木曜1限),基礎プロジェクトT(夏学期月曜日5限),応用プロジェクトT(冬学期火曜日5限),Sustainable Urban Management(夏学期集中講義)
大学院:交通地域学特論TE(冬学期金曜日4限)
 
履歴
1970年1月生まれ,1993年東京工業大学工学部土木工学科卒業,1995年東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻修士課程修了,1995年東京工業大学工学部助手,2001年東京大学大学院工学系研究科助手,2003年東京大学大学院工学系研究科助教授を経て,2007年より現職
 
業績
リンク
連絡先sim[at]civil.t.u-tokyo.ac.jp
last updated on April 28, 2009