平成25年度夏学期・総合科目一般(火曜414:5016:20525号教室)

人間社会と交通システム

工学部社会基盤学科・教授 家田仁

 

 

1. 講義概要

 

交通システムは、現在の経済・生活・社会において、なくてはならないものである。また、近年の増え続ける地震などの災害や度重なる事故のことを考えると、交通システムと社会のあり方は新しいステージへと向かう必要がある。本講義は、道路交通、鉄道、航空、海運など様々な交通システムと人間・地域社会との様々な関わりやそうした交通システムを支える様々な技術について、社会基盤学、都市工学、機械工学、電気工学をはじめとする「交通」の専門家が、歴史、人、環境、インフラ、車両、動力、制御などといった切り口から、最新の技術的展望や現代の交通政策的課題を含めてオムニバス形式で講義する。

 

2. 講義スケジュール・内容

 

I部 総論編:これが交通と人・社会との関わりだ!

 

1.   416   「都市の姿と交通の姿」
              工学部社会基盤学科・教授 家田仁

2.   423   「モビリティデザイン」
              工学部社会基盤学科・教授 羽藤英二

3.   430   「航空の過去・現在・未来」>講義ノート
              工学部航空宇宙工学科・教授 鈴木真二

4.   514   「公共交通の旅客サービスへの電子情報通信技術の貢献」>関連情報
              工学部電子・情報系学科・准教授 古関隆章

5.   521   ICT技術(情報・通信技術)が切り拓く新たな交通の姿」>レポート課題
              工学部電子・情報系学科・教授 森川博之 

6.   528   →休講7月に改めて補講を行います

 

7.   64    「自動車交通流の科学と制御」
              生産技術研究所・教授 大口敬

 

II部 各論編:交通と人・社会との関わりは深い!

 

8.   611   「バリアフリーの交通まちづくり」625日と予定変更)
             
工学部都市工学科・准教授 大森宣暁

9.   618   「交通システムの安全」
          工学部システム創成学科・准教授 村山英晶(都合により講師変更)>講義ノート

10.  625   「鉄道車両の走行メカニズム:曲線通過安全性と最新技術」611日と予定変更)
              生産技術研究所・教授 須田義大

11.  72    「自動車の環境技術」
          新領域創成科学研究科・教授 鎌田実

12.  79    100年後のクルマとエネルギー」>事前参考資料
          新領域創成科学研究科・教授 堀洋一

.716    「歩行者と交差点:安全・円滑・頑健の新しいカタチ」

          工学部社会基盤学科・講師 鳩山紀一郎

 

3. 教科書・参考書

 

・教科書は特に指定しないが、次の参考書を使用する。

家田仁(編集代表)・東京大学交通ラボ(著)(2000)「それは足からはじまった:モビリティの科学」技報堂出版

 

4. 成績評価

 

・成績は全4課題のレポートによって評価する

・各講義で出されるレポート課題に対して、第I部(第1回〜第7回)より2課題、第II部(第8回〜第12及び補講)より2課題をそれぞれ選んで回答すること。

 

(1)締切、提出方法

・第I部レポート(2課題分) 締切:618日、提出方法:講義時に担当教員まで直接提出

・第II部レポート(2課題分) 締切:723日、提出方法:教務課レポートボックスに提出

 

(2)レポート体裁

・表紙は不要。1枚目の上部に、科類、学籍番号、氏名及び講義担当教員名を明記のこと。

1課題ずつホッチキス止めして提出のこと。

 

(3)注意

・以上の要件を満たさないレポート、締切を遅れたレポート(いかなる個人的な事情も受け付けない)、他のレポートを写したレポート等は採点しないので注意すること。

・念のため、レポートのコピーをとっておくこと。

 

5. 講義情報・問合せ先

 

・講義全般に関する問合せは以下の通り。

工学部社会基盤学科・講師 鳩山紀一郎 Eメール:kii at civil.t.u-tokyo.ac.jp 電話:03-5841-6128